50代でもニキビが続くご相談・ご質問

50代でも治らない大人ニキビの解決は?


ニキビでのご相談の大半は20~30代の方ですが、どれだけ長期間治療をしても、50代でも続く人は続きます。

  • 顎ニキビが繰り返し出来るのでピーリングをしたら白ニキビと同時に次から次へと赤ニキビが出来はじめ一向に治りません。肌荒れが続きお化粧も出来ず毎日悩んでいます。
  • 20代半ばから突然、顔全体に大きい赤ニキビ、30代後半から顎や口の周りにできはじめ、治ってはできの繰り返しで、現在も皮膚科通い2年位であまり変わらないです。ニキビの事を考え無くなりたいと思います。
  • 15歳でニキビができ始め、皮膚科で完治したかのようでしたが、大学生活を始めたらまた大量に発生。抗生剤で鎮火しましたが、できては繰り返しで素敵な青春時代はありませんでした。
    今でもキレイな肌の時はありません。いつまでで続けるのだろうか?ある程度年が来たらおちつくと思っていましたがおちつきません。肌に自信があればもっと人生楽しかったと思います。
  • 10代よりにきびがたくさんできていました。クリームをつけない油分をつけないようし、しかしニキビは常にありました。今ちょうど60歳で、ピーリングが入った洗顔は、やさしいので大丈夫といわれ、1ヶ月位しましたが、それから余計に悪くなったようです。老化も急にきているきがします。

50代ニキビのご相談・ご質問事例

ニキビ治療では「治しているうちに、いつかできなくなる」と言われますし、大半の方はじきに治って終わりです。が、50を過ぎても続く長期間のニキビはどう考えるといいか?整理しておきましょう。

ニキビとは何か?

ニキビは「肌表面のバリアが→毛穴をふさぎ→皮脂が出れず→ニキビ菌などで炎症」といったプロセスが進んだ結果です。

50歳のニキビ形成プロセス

ニキビを構成する「肌表面のバリア・皮脂・ニキビ菌」は健康な肌にも存在するもので、常に作られています。

これらがノーマルなバランスで入れ替わっていれば、毛穴は普通の状態です。

ニキビができる肌のバランス

逆に「ニキビのバランス」で入れ替わる間は、ニキビはできてしまいます。
(参照:10年以上続くニキビ解決法、どう考えるべきか?

ニキビを治す・治してもくり返す

ニキビは、「治し続けることで完治する=できなくなる」とイメージされがちですが、実際のニキビ治療は

「バリア除去・皮脂抑制・殺菌」といった治療によって、ニキビができる間は「しのぐ」。
そして「自然に・年齢などで」いつか肌はノーマルな状態になる。その日まで治し続ける。

という考え方です。

そのため、前提通り「自然に年齢で終わる」ことがない間は、「治療を止めると繰り返し・治療をしているのにできてしまう」なども起きてしまいます。

大人ニキビの治療で多い誤解

この状態は「治らない」と誤解されがちですが、実際の肌で起きていることは「治しても、できる」ですし、もともと「でき続けるなら治し続ける」という方法です。

「自然に・年齢などで」肌がノーマルな状態にならない場合は、50歳でも毛穴がニキビになるのは不思議なことではありません。
(参照:ニキビが治りきらない。どうすれば?

「ニキビを治し続ける」とはどういうことか?

ニキビでは嫌われがちな「バリア・皮脂・ニキビ菌」ですが、これらは肌にとって必要なものです。

でも「ニキビを治す・治し続ける」場合、どうしても「バリア除去・皮脂抑制・殺菌」を続けることになります。もともと肌をノーマルにすることが目的ではないからです。

そのため長期間にわたって「ニキビは治せる」が「肌はノーマルではない」状態が続くことにもなります。

正常な肌とニキビ治療が効いている肌の違い

なので肌質や経緯・程度の差によって、薬が効かなくなったり、副作用で使えなくなったり、肌の傷めすぎでトラブルが起きるなど、様々な問題が生じるケースもあります。

同じ「ニキビが無い状態」でも、「通常状態の肌」と「治療が効いている肌」は別の状態です。
(参照:ニキビは「治療し続ける」という説明

「何歳まで続くのか?」と「完治」の誤解

ニキビ治療先進国の米国でも以下のような状況です。

“大人はニキビができます。一部の大人は、30代、40代、さらには50代になってもニキビができ続けています。大人になって初めてニキビが出ることさえあります。”

(参照:「大人のにきび」アメリカ皮膚科学会)

“慢性的な経過をたどるのが特徴で、場合によっては数年にわたる維持療法が必要となる。成人女性はすべての年齢層で男性よりも罹患率が高く、ニキビは50歳以降でも持続する可能性があることを確認している。”

(参照:成人女性のにきび National Library of Medicine)

「ニキビを治そう」という考え方自体が、期待されがちな「完治」ではなく、「対症療法を続けることが解決」になります。

これは以下でも話されている通りです。

(参照:NY医師「ニキビの根本治療は無い」-根本解決はどうすれば?

ニキビ自体が「バリア・皮脂・ニキビ菌」という消せないものでできるので、これらを除去し続ければ「いつか完治する」→「完治すればできない」というイメージでニキビ治療を考えるのは、「目的と方法」にズレが生じます。

ノーマルな状態を取り戻すには?

ニキビを構成する「バリア・皮脂・ニキビ菌」は健康でキレイな肌にも存在します。これらが「ニキビのバランス」になれば、毛穴はニキビ化します。

だからニキビ治療やニキビケアでは「バリア・皮脂・ニキビ菌」に対して、除去・殺菌などでニキビを治します。

でも、素肌のバランス改善も維持も目的にはしていません。それが改善されない肌のままでは、40代でも50代でも「治し続ける・出来ては治すくり返し」も生じます。

状態を変えるには、まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2024年11月21日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada