Vビームでもニキビが良くならない。というご相談
- 皮膚科によっていわれることが違うため原因もわかりません。
抗生剤、ビタミン剤、Vビームなどの自費治療も10回以上受けてますが良くならず。 - サリチル酸マクロゴールピーリング、Vビームを続け、ベピオも使ってます。赤ニキビをくり返して、ニキビ跡も消えないです。
- 高校でニキビが悪化して、ロアキュテインで一度はきれいな状態に。大学に入って再発し、美容皮膚科でクラリティ、Vビーム、ビタミン剤、ピーリング、いろいろ試したがなかなか治らず、3年、4年とどんどん悪化してニキビ、ニキビ痕がひどくなり辛いです。
ニキビができるプロセス
ニキビは「肌表面のバリアが毛穴をふさぎ→皮脂が出れなくなり→ニキビ菌などが増え→炎症」といったプロセスで「毛穴がニキビ化」するとイメージするのが良いでしょう。
発疹や、体内毒のようなものとは違います。
Vビームのニキビ治療効果
機器の世代間差はありますが、Vビームレーザーは、血管に関わる様々な病変(赤みトラブル)に対応する治療機器です。ニキビに関しては、
“臨床試験において、Vbeam 595nmレーザー治療は、治療した患者の炎症性にきび病変の90%以上を除去”
“炎症性ニキビ病変をターゲットにし、隆起と赤みの両方を軽減。細菌を攻撃しやすくするため血液細胞をゆっくりと加熱、皮膚表面下のニキビを治療。”
とあります。
※詳細は→参照:カンデラ社HP Vビーム
実際、ターゲットを破壊できますから、ニキビは治ると考えられます。ではなぜ「治らない」というお悩みになるのか?
問題は「治してもまたできる」
- 高校1年生からベピオゲルはつかっています。大学生で、美容皮膚科に通い、Vビームレーザーやピーリングを繰り返し、ベピオとダラシンを塗りながらなんとか落ち着きましたが、この数年で再発してつらいです
Vビームに限りませんが、物理的に「できたニキビ」を治す方法は様々あります。たとえばピーリングやビタミンA、皮膚科のお薬の多くは毛穴をふさぐ角質層を除去しますし、ピルなら皮脂抑制、また殺菌などでもニキビは治せます。
ニキビは治りますが、そもそも「ニキビの出来やすさ」は病気とは違うので、治す治さないで解決できる問題とは違います。
(参照:ニキビ肌の特徴-「なぜ自分だけ?」というご相談)
Vビームとニキビの「くり返し」
Vビームレーザーが皮脂腺にダメージを与え、皮脂抑制できたとしても、その効果は「その毛穴」での話です。他の毛穴でニキビの要因が重なれば、また出来ます。
(参照:皮脂腺凝固法でもニキビ治らず。どうすれば?というご質問 、アグネス治療でもニキビが治らないというご相談 )
ニキビは、「肌表面のバリア、皮脂、ニキビ菌」といった、誰の顔にも普通に存在するものでできています。これらのバランスが改善されなければトラブルは起きますし、ニキビもできます(毛穴がニキビになります)。
肌では「治してもまた出来る」ということになり、感覚としては「治らない」となります。この「肌の出来事」と「感覚」とのズレも、問題を長引かせる一因かもしれません。
Vビームレーザーで解消しないニキビはどうすれば?
ニキビは上記のようなトラブルですので、本来、対症療法で治療すれば終わりです。
逆に治療を長期間続けてもでき続ける場合は、ニキビを治すだけでなく、肌のバランス改善も一つの選択肢になります。
とくにニキビ治療やニキビケアは、人によっては刺激が強く、かえって肌のバランスや調子が崩れることもあります。
まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2023年8月24日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada