美容皮膚科でニキビ治療。でも思った結果と違うなら…


  • ピーリング、ビタミンC導入、ピル、抗生物質、ジェネシス、フラクセル、co2レーザーなどでも、まだ出来ます。
  • 美容皮膚科へ1年通い、ましになりましたが、半年後に再発。
  • 大阪の美容皮膚科でピーリングとレーザー治療を受けたけど効果がでず

皮膚科、美容皮膚科の治療を頑張っても、思う結果に至らず、根本的な治療をお探しのご相談が年々増えています。上記はいただくご相談の一部ですが、大半は、数年~十年以上など、長期間のニキビにお悩みの方からです。

せっかく頑張っていても、思ったような効果が得られないまま、時間だけが過ぎていくのはうんざりしてしまいますよね。

もしあなたも美容治療で期待した成果を得られないなら、単に「ニキビを治そう」「効果的なニキビ治療を探そう」という方針を一度棚上げして、「肌が抱える問題」を、もう一度考えなおしてみましょう。

美容皮膚科のニキビ治療

美容皮膚科の美容治療の多くは、自由診療を行うところが多く、普通の皮膚科では、保険適用外になるような新薬、先端医療を受けられる代わりに費用は自費となり、高額な料金になることも多いようです。

でも、その多くは普通の皮膚科のニキビ治療と、ニキビに関する基本的な考え方に、大きな隔たりは無く、いずれもニキビの形成プロセス(毛穴の閉塞、皮脂分泌、ニキビ菌)への、それぞれの対処、もしくは複数への同時的な対処であり、その「効き目」が違いのようです。

したがって美容皮膚科でも皮膚科でも、ニキビ治療の方法論は、おおまかに

  1. 毛穴の閉塞→毛穴をふさぐ角質の除去
  2. 皮脂分泌→皮脂分泌の抑制
  3. ニキビ菌→殺菌

ということになります。

したがって、これらの方法をいずれか、もしくは複数を組み合わせれば、「ニキビ自体」は治療可能と言えます。

ですから「美容皮膚科でニキビが治る」こと自体は、嘘ではなく、効果的ともいえるでしょう。

じゃあなんで美容皮膚科で頑張ったのにニキビは治らない?

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しかし、これらはあくまで「できたニキビ」に対する治療、もしくは「ニキビができるプロセス」への対処であることを、よく理解すべきです。

角質の除去や皮脂抑制や殺菌など、美容皮膚科のニキビ治療は、裏を返せば、

  • 角質が厚くなり、毛穴をつまらせようとすることは変らない
    →「だから剥がし続けましょう」
  • 皮脂が過剰に分泌することは変らない
    →「だからピルやビタミン剤で抑制しましょう」
  • ふさがった毛穴でニキビ菌が増殖するとニキビになる
    →「だから殺菌し続けましょう」

ということにもなります。

つまり「ニキビ自体の治療・予防」にはなりますが、肌の状態が正常になるかどうかは、考慮されているわけではないのです。

それだけではなく、バリア構造をさらに破壊しますので、もともと丈夫なバリア構造を作れない人の場合、新たなニキビを抑制できなくなったり、ニキビ跡や毛穴のトラブル、赤みなどの併発など、さらにトラブルが複雑になるリスクもあります。

これは「治療法の正しさ」の問題ではなく、「方法と肌の相性」の問題でもあります。(参照:ニキビの完治なら、「ニキビの原因と治療法」の見直しを繰り返すニキビの対策方法。事前に避けるべきリスクとは?

ニキビ慢性化リスクやニキビ跡リスクを回避するには?

このようなリスクを回避するには

  1. 「できたニキビの治療」と「ニキビができなくなること」の区別
  2. 「ニキビができなくなる」が「正常な肌への回復をともなう」

これらを前提にした解消への取り組みが必要です。

単にニキビが出来るだけでなく、ニキビのくり返しやニキビ跡、赤みなど、「複数のトラブルが併発して、長引くこと」は、それ自体が病気ではありません。

美容皮膚科で治しても、ニキビがくり返される、ニキビ跡や赤みをともなうなど、どんどんと問題が複雑になっているとお悩みなら、まずはWEBカウンセリングからご相談ください。

あなたに必要なことが「肌の健康」であるにもかかわらず、これを「病気と治療」の枠組みだけで考えて、むやみに治そうとすることは、場合によっては余計なリスクを抱えることにもなるからです。

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2014年1月9日17:31 / 投稿者:kazuyuki terada