皮膚科でもくり返す、しつこいニキビを根本的に止める方法
もくじ
何年ニキビ治療を続けるんだろう?
あなたが皮膚科に通ってもくり返すニキビにお悩みなら、根本的な解消のため、治療方針の見直しをおすすめします。
なぜなら何年もニキビに悩むことで、時間とコストだけでなく、あなたの自信や行動力も失うことにもなるからです。
寄せられる「ニキビ治療で治りません」というご相談に共通するのは
- ピーリングを続けているけど治らない
- レーザーを受けたが、結局再発して赤みが強くなった
- ディフェリンで皮ムケするだけで治らない
- だんだん薬が効かなくなってきた
などです。
ニキビ治療先進国のアメリカから、効果的な最新治療やスキンケアが上陸し、専門的なニキビ治療は充実しつつあるはずなのに、なぜトラブルはくり返されるのでしょうか?
対処療法の誤謬
これらに多く共通するのは「できたニキビを治す」ということです。
たとえば「古い角質がニキビの原因。だから、古い角質を取ればニキビは治る」。また「ニキビの原因はニキビ菌だから殺菌すればいい」という考え方もあります。
でも、おそらくあなたは、これらの方法で良い結果を得られないから、このページを読んでいるのだと思います。(参照:ニキビ半減でも95%がニキビ跡になるニキビ治療)
なぜ「良いはずのニキビ治療」でも、あなたは効果を得れないのでしょうか?
皮膚科のニキビ治療が前提にしている肌とは?
たとえばピーリングでは「毛穴をふさぐ古い肌をこわせば、新しい肌に入れ替わり、ニキビが治る」という前提があります。でも、実際にあなたの毛穴をふさいでニキビをつくっているのは、本当に古い角質層でしょうのか?
実は、角質が毛穴をふさぐのは「角質が古いから」という理由ではありません。(参考:正常な角質層、肌トラブルとは?)
そして古くもない角質層をはがしても、新しくできる角質層が、再び毛穴をふさぎ、ニキビは作られ続けています。
そもそもピーリングなどの角質をはがしていく方法は「新しく作られた肌が正常か?」については、考慮されていません。
だから、何度肌を新しくしても、「ニキビができやすい肌」をくり返し作り続けるままなら、「新しいニキビがまたできる」のは当たり前です。
ディフェリンなどの治療薬も、ピーリングと同じ効果ということですから、もし、ニキビが再発をくり返すなら、ここが重要なポイントです。
(参照:ディフェリンでもくり返すニキビの解消法、皮膚科のピーリングでも再発するニキビを肌から変える方法)
ニキビ菌を殺菌すれば、ニキビはできなくなる?
ニキビ菌(C.acnes)は、誰の顔の毛穴にも存在する皮膚常在菌で、本来的には有用な菌です。肌は、肌の機能と、皮膚常在菌のはたらきによって、正常な皮脂膜を形成し、有害な菌から体を守っています。
ニキビ菌は、ニキビの形成や炎症に関与しますが、肌や毛穴において、ニキビの条件が重なり続けなければ、特に問題もありません。(参照:ニキビ・ニキビ跡の赤みを解消し、自然な肌色を取り戻す)
つまりニキビ菌の存在自体は、根本的な問題ではありません。問題は「ニキビ菌が有害になる状況」であり、それが慢性化している肌ですよね。
「ニキビを治す」ことと、「ニキビができなくなること」は別
ニキビのくり返しにお悩みだと、「何かもっと効く治療法はないかな?」と、考えてしまいます。
でも、ここまでお話してきたように、「ニキビに効果がある治療」は、「毛穴が塞がり、皮脂分泌が過剰で、ニキビ菌が問題になる肌の状態」自体は変えられないということです。
だから「ニキビができる前に肌ごと破壊したり、皮脂を止め続けたり、殺菌し続けたり」・・・ということになります。(参照:ニキビの完治なら、「ニキビの原因と治療法」の見直しを、繰り返すニキビの対策方法。事前に避けるべきリスクとは?)
何年もニキビに悩む必要はありません
「論理的には正しい方法」であっても、前提条件が違うなら、あなたの肌には正しいとはいえません。
もし「正常な肌を前提にしたニキビ治療」が、あなたの肌に合わないなら、今までとは別の基準を理解し、あなたの肌を前提にした、専門的なニキビ解消法に取り組むことをオススメします。
なぜなら「問題の見方と方針」を変えて、あなたの肌に合う方法で取り組んでいたら、あなたはすでに何年もニキビに悩まず、別の人生を過ごせていたかもしれないからです。
くり返すニキビを根本的に解消し、清潔感のある健康な肌になるには、まずWEBカウンセリングからご相談ください。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2013年8月2日11:30 / 投稿者:kazuyuki terada