ニキビの完治なら、「ニキビの原因と治療法」の見直しを
ニキビの「原因と治療法」と、肌の「全体の問題」
さまざまなニキビ治療自体について評論する立場ではありませんし、ミクロな話が問題の全体像を見えにくくさせることはよくありますが、多分、あなたは「ニキビの根本的な解決」をお望みだと思います。つまり、「治しているのにまたできる」という状況だと思います。
そして「治し方を変えれば、できなくなる?」と思って、色んな治し方を試されていると思います。
が、その前に、「問題の全体像」を一度整理していきましょう。
「ニキビが治る」とは?
お悩みの立場での「ニキビが治る」という言葉は、
①「その時できているニキビが治る」
と
②「ニキビができなくなる」
という考え方に分けられます。
まず「その時できているニキビ」は、様々な治療はあります。でも、それでも「またニキビができる」から、あなたはお悩みだと思います。
したがって、あなたが考える「根本的な解決」は、「ニキビができなくなる」ということになります。
でも「ニキビができなくなる」も、分けることが出来ます。
「ニキビ治療」はニキビの何に効果的なのか?
ニキビは複数のプロセスを経て形作されます。例えば「毛穴のふさがり・皮脂分泌・ニキビ菌増殖」です。
いわゆる「ニキビの原因」ですね。これらのいずれか、もしくは複数を「抑制し続け」れば、それも「ニキビが出来ない」といえます。
そのために「毛穴づまりの除去のための角質層の破壊・角質の剥離」「常在菌の殺菌」「皮脂分泌抑制のためのホルモンバランスのコントロール」などの治療を継続することで、「ニキビが出来ない=治った」という考え方もあります。(参考:治療薬でくり返すニキビの根本的解決、皮膚科でもくり返すニキビ)
でも、このようにニキビができないようにしていても、「悪化した、再発した、変化がない、跡が残る」というご相談もあります。
ニキビができるプロセス・原因をもう一度見直すと、「毛穴のふさがり・皮脂分泌・ニキビ菌増殖」ですね。
でも考えてみれば、角質層は身体のバリアとして必要ですし、皮脂もニキビ菌も、正常な皮脂膜の生成には必要です。
つまり、これらの「バランスの崩れが続いているまま」では、ニキビができ続けたり、ニキビ跡や赤みなどのトラブルが併発することは、不思議ではありません。
もう一度、今まであなたが頑張ってきたニキビ治療を思い出してください。それは、肌のバランスを「正常に回復する方法」でしたか?それとも「さらにバランスを崩す方法」ですか?
肌のバランスを正常に回復するには?
あなたが長期間、ニキビに悩み続ける一方で、好きなモノを食べても、多少生活が乱れても、
「ニキビは殆どできないし、仮に出来ても目立たないうちに勝手にキレイに消える」
という実にうらやましい人もいます。
むしろ圧倒的にそのような方が多いですね。統計上も、ニキビは人口の8~9割が経験していますし、自覚のない小さな物を含めればさらに多いでしょうけど、ほとんどの人は「悩み」になるレベルには至りません。
くり返しますが
「毛穴のふさがり・皮脂分泌・ニキビ菌増殖」は、ニキビの原因・要因にはなります。
でも一方で「角質層は身体のバリアとして必要ですし、皮脂もニキビ菌も正常な皮脂膜の生成には必要」です。
もしあなたが今まで「肌のバランスを崩す方法」でニキビへの治療を続けて、それでもニキビができ続けるなら、これまでとは違う「肌のバランスを整え、回復する」という考え方で、ニキビの解決に取り組むことをおすすめします。
そのためには、まずWEBカウンセリングで、あなたの経験・経緯を教えて下さい。アメリカの新しい治療法がどれだけ輸入されたとしても、それが、あなたの肌の問題解決になるとは限りません。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2013年11月9日21:15 / 投稿者:kazuyuki terada