京都も桜の季節です。
京都も桜の季節となり、多くの観光客の方が世界中から訪れています。
暖かく過ごしやすい季節ではありますが、春は自然環境の変化と、生活環境がガラリと変わることも多く、肌トラブルを起こしやすい肌には必ずしもいいことばかりではありません。
スキンケアを行うのは、肌の表面・角質層です。
角質層はわずか0.02ミリで、死んだ細胞や脂質・アミノ酸によって構成され、「薄く・丈夫で・バイキンに強い」バリアを構成します。
このバリアが安定して丈夫に作れている肌は、十分に体を守れますし、見た目にもきれいな状態ですが、そうでない場合は肌は様ざまな反応を起こし、環境から体を守ります。
(参照:キレイな肌とは、肌トラブルとは)
よく宣伝などでは「肌はキレイになろうとする力がある」といいますが、人体は自然の産物です。「キレイさ」は必ずしも自然の問題ではなく、人間の「社会性の問題」です。
死滅した細胞で構成される角質層は、「半分は自分自身・半分は環境」のような不思議な境界線です。
そして意志の力に反応するのではなく、環境の影響に反応するもので、同時に「環境の一部」でもあります。
この境目の状態が、体の内側の反応を引き起こすきっかけにもなるのですが、同時にこの状態を整え、肌を
「自然の人体にとって都合のよく、人間の社会性に都合のいい状態」
に調整しておく行為が「スキンケア・手入れ」です。
先ほどもお話した様に、肌そのものは「頭」が考えるように「キレイになろう」とはしてくれません。宣伝は私たちの欲望や消費者心理を代弁しますが、人体がそれに応えてくれることは稀です。
実際には気持ちを肌の都合の方に合わせて、肌がキレイになるよう適切な「手入れ」を実践し、地道な環境づくりを継続することが欠かせません。
もし、あなたが地道な手入れや、少しずつの変化を楽しめそうなら、一度ご相談ください。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2016年4月7日09:59 / 投稿者:kazuyuki terada