「チョコでニキビが悪化」の研究結果

「チョコでニキビが悪化」の研究結果


ポーランドの「5D美容医療クリニック」がニキビの炎症や悪化とチョコレートの関連について調査しています。

チョコレートの消費とにきび病変の重症度との関係-クロスオーバー研究

チョコレートの原料であるカカオ豆には抗酸化作用・抗炎症・抗血栓などの健康効果が知られていますが、過去の調査でも、チョコレートとニキビについては「関連無し・有り」と様々です。

今回の調査は、85%のカカオでのものです。

まず、調査までの6か月間、抗生物質やステロイド、レチノールといったニキビ治療を受けていなかったニキビのある方をAとBの2グループに分け、基本全員が抗炎症食を摂取する。

1週間後に、グループBは、カカオ含有量85%のチョコレートを1日50g、4週間摂取。

そこからグループAはチョコレートを追加、グループBはチョコレートを4週間中止というものです。

通常の食事はニキビ悪化に関与する可能性のある乳製品や単糖類の制限と、一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラルを多く含む食品も含んだものです。

結果、チョコの追加後のニキビ重症度の増加は、グループAの34人とグループBの30人で観察され、

逆に減少した人はグループAで3人。全体で合計10人に変化無しということです。

「得られた結果は、抗炎症食であっても、カカオ含有量が85%のチョコレートを毎日50g摂取すると、この研究グループのにきび病変を悪化させる可能性があることを示唆」

とあります。

意外に思ったのは、チョコに含まれる脂質・糖質(カカオ以外は「脂肪と糖」ですので)が問題になるのかと思いましたが、低糖のチョコレート=カカオ自体にも可能性があるということかもしれません。

過去、チョコレートとニキビに関する調査は沢山されていますが、他の食事や元の肌質等の個人差もあります。
今回の研究でも「どのチョコレート成分がニキビの悪化につながる可能性があるかは不明のまま」とありますので、いきなり「悪者」にしなくてもいいかと思います。

また、「85%×50グラム」ですので、ちょっと「こんなに食べることある?」という不自然な量ではあります。

ただ、今回の調査で「チョコ=悪」とまでは考えなくてもいいとは思うのですが、特に悪化している時は避ける方が無難と言えますし、おやつなどは置き換え可能なら置き換えるのも方法です。

(参照:地中海式ダイエット・オメガ3脂肪酸でニキビ軽減【ポーランド医師】抗酸化食品でニキビのある女性の生活の質改善の可能性

ニキビのくり返しの解決には?

ファーストフードやスナック菓子、油の多いものなど、個人差はあっても特定の食事でニキビができたり悪化したりという経験は多少なりとも誰でもあるかと思います。

ただ、それらとニキビの「長期化・慢性化」であったり、「治し続けてもくり返す」などは、同じ問題とは言い切れません。

ニキビが続く状態は、肌表面でニキビの要因が重なり続け、毛穴のニキビ化が繰り返される状態です。

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2024年8月29日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada