皮膚科の先生も悩むニキビの「くり返し」の処方箋
- 皮膚科でも先生が悩んでありとあらゆるものを処方してくれましが…
- 皮膚科医からも「ここまで酷い人は初めて見た」と言われなかなか治らないため、皮膚科医からは大人のニキビでは?と言われた。
- 有名な皮膚科の先生にピーリングをすれば治ると言われ、10回しましたが、改善しませんでした。
- 皮膚科の先生は時間が必要といいますが、もう10年近く悩んでいます。
もくじ
「治す・治る」と「できなくなる」は別問題
まず重要になるポイントは「ニキビを治す」「ニキビができなくなる」という事に関する、私達の認識の問題です。
これは人や立場によって、定義が違ってしまうこともありますし、さらに肌の状態によっても違ってしまう可能性もあります。
「ニキビを治す」とは、ニキビのツブを治すこと。つまりニキビ治療とは「できたニキビのツブ」への対処になります。
例えば「薬でニキビを治す」とか「レーザーやピーリングでニキビを治す」のは、ニキビのツブを治すことです。
「ニキビ治療は対症療法」とよく言われますが、それは「できたつぶ」への治療だからです。
そして「ニキビができなくなる」は、文字通り「ニキビができなくなる」ということです。
でも、実はこれにも二通りの意味があります。
「ニキビができなくなる」の意味
ひとつは「ニキビができる前に、ニキビの諸条件を排除する」ようなことです。積極的に「ニキビ」を予防する方法とも言えます。
例えばニキビの条件のひとつである角質層の肥厚に対して、継続的にピーリング石鹸を使うことや、また皮脂分泌を抑制するためにピルを服用し続ける等もこれに当たるかもしれません。
しかし、これらの方法は暗黙に「毛穴が塞がるような肌・皮脂分泌が過剰な肌はそのままで、ニキビをできなくする」ということでもあります。
つまり、これとは別に、「ニキビの諸条件が揃わない肌の状態の回復」も「ニキビができなくなる」ということになります。
これは平易に言えば「肌が健康でキレイ」ということであり、「肌が健康でキレイな結果としてニキビの諸条件が重ならない」ということです。
「ニキビ治療」を頑張って「ニキビができ続ける」
つまりお悩みの解決には
- ニキビのつぶを治す
- ニキビができる前にニキビを治す
- 肌が健康でキレイ
という選択肢があるわけです。
「皮膚科でニキビ治療を頑張ってもニキビが治りません」というご相談は、主に1と2を頑張っていらっしゃるのです。
そして、それらでは「肌が健康でキレイ」になるわけではありません。
そもそもはじめから「目的が違う」わけです。
だから「ニキビの完治」は簡単なのだけど
- ニキビのつぶを治す
- ニキビができる前にニキビを治す
という方法は、基本的に「ニキビそのもの」を治す方法ですし、それ自体の効果はスグにわかります。
そして多くの場合は、「ニキビを治す→終わり」となることが可能です。
とはいえニキビ治療も「肌にとって過激な方法」もありますし、「肌との相性」の問題もあります。
そのため「ニキビのつぶを治す」「ニキビができる前にニキビを治す」という枠組みで頑張る結果として、肌が健康でキレイな状態から遠ざかるケースも有り得ます。
つまりニキビを頑張って治すことで、健康でキレイな状態から遠ざかるということは、かえってニキビやニキビ跡が発症しやすくなったり、ニキビに効果的であるほど、トラブルを起こしやすくなるパターンも有り得るわけです。
「肌が健康でキレイになり、ニキビができなくなる」には?
もしあなたが希望する「ニキビの完治」が、「ニキビができなくなること」であり、なおかつ「健康でキレイな肌」であるなら、まずは「ニキビを治す」という枠組みの外から問題を理解するほうが効率的です。
なぜならあなたの肌が「ニキビのつぶを治す」「ニキビができる前にニキビを治す」という考え方と相性が悪いなら、ニキビ治療を頑張る結果として「トラブルを起こしやすくしながら、トラブルを治す」という悪循環に陥ってしまうリスクもあるからです。
肌やニキビにかぎらず、身体の健康の問題は、「病気と治療」という枠組みで考えることが万能とはなりません。
健康であることと、病気を治すことは、違う視点・違う方法が必要になるのです。
もし、あなたがニキビなどのトラブルが起きないように「健康でキレイな肌」を望むなら、まずはWEBカウンセリングからご相談下さい。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2014年9月7日22:21 / 投稿者:kazuyuki terada