フラクショナルCO2レーザーでもニキビが治らない副作用に悩む方へ

フラクショナルco2レーザーでもニキビ跡が残りニキビも続く


ニキビのご相談の中には、「ニキビ跡が残る・消えない」というというお悩みも多くあります。

ニキビやニキビ跡といった「目立つ症状」があると、どうしても「症状を治したい」と思いがちです。そこで最後の頼みの綱とレーザー治療に期待をされることもあるかと思いますが、「症状が治ること」と「肌が健康でキレイになること」が一致するとは限りません。ですので以下の様なご相談をいただくこともすくなくありません。

  • ニキビ跡を根本から治すためにCO2フラクショナルレーザーの治療を受けていますが、よくなっているように思えません。
    逆に今までキレイだったところにニキビができてしまったり、かゆくなったり、ちょっとしたことで肌が赤く反応するようになりました。
  • co2フラクショナルレーザーやディフェリン、マーベロンなどでもニキビが治らず、ニキビ跡、毛穴の開きや黒ずみもひどく、すっぴんを見せれません。
  • ニキビが減った時アンコアブリッジセラピーを受けましたが、強力にあてられ、クレーターが頬全域に出来て、ニキビもくり返します。
  • 皮膚科でピーリングを10回ほど、ビタミンC導入、漢方、ピル、抗生物質、ジェネシスレーザー、フラクセルco2レーザーなど様々な治療を行ったのにフェイスラインなどに多く出来ます。
  • 美容外科でフラクショナルレーザーを受けた時は少し良くなりましたが、半年で再発しました。

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このようにフラクショナルCO2レーザーをはじめ、レーザー治療などで積極的にニキビ跡治療を行った結果、キレイに治らない、ニキビ再発、他の症状も起きるなど、かえって問題をこじらせることもあるようです。

ニキビ跡は「治った跡」

ニキビ跡の状態には色々ありますが、まずニキビ跡は「ニキビが治った跡」です。

ニキビは復数のプロセスを経て起きる、毛穴の小さな傷のようなもので、その傷跡がニキビ跡とも言えます。

ニキビ自体は人口の8割、9割が経験するとされるトラブルですが、その多くは、さほどこじれること無くスムーズに治まり、ニキビ跡・傷跡も残りにくいものです。

このような小さく浅い傷は、本来のキズの治癒プロセスがスムーズに行われれば、キレイに治癒します。

「キレイに治る」のを邪魔するのは?

つまり本来なら、ニキビはそうそう悪化や長期化もしませんし、ニキビ跡も残らずキレイに消えるような症状です。

でも以下の記事にもあるように、雑菌が増殖しやすい肌や、刺激にさらされやすい肌では、傷が治癒するプロセスが上手く行かず、どうしても「跡が残る=キレイに治れない」ということも起こりがちです。(参照:ニキビ跡が皮膚科でも治らない場合の方針のたて方

また、そのような肌では同時に、ニキビを含め肌トラブル自体が起きやすくなっています。

そのため「ニキビの再発や長期化・ニキビ跡が残る」ということは、同じ肌で同時に起きていることも少なくありません。

一時的な問題と、長期的な問題

一般的にフラクショナルco2レーザーをふくめたレーザー治療の考え方は、肌を傷つけて、その傷の治癒がうまくいくことを期待する考え方です。(参照:ジェネシスレーザーでもニキビが続き、赤み、痒みもあるなら

従って、「傷の治癒がうまくいく肌」は成果を得ることができますが、「傷がスムーズに治癒しない肌」であれば、レーザーによる傷や、傷に伴う炎症や傷跡、それまでの傷の治癒プロセスにとって障害になることもありえます。

本来的にはニキビの炎症→傷の治癒のための炎症→細胞の増殖がスムーズに行われていれば、早くキレイに治れるものです。

でも、ニキビを治すために乾燥や刺激にさらしてしまったり、細胞傷害のある薬剤の使用を伴ってしまうと、キレイに治癒できないリスクが高まります。

またこれらは同時にニキビ形成のプロセスを加速させ、悪化要因になるリスクもあります。

そのため、レーザー治療が「肌への過剰な刺激」となった場合には、ニキビ跡がきれいに治れないだけではなく、ニキビの再発や敏感肌といった肌トラブルに至るリスクもあるのです。

「レーザー治療で肌をリセット」は適切か?

もちろん肌が丈夫なら、このようなリスクは低いですが、肌にとって治療法との相性が悪かった場合では、キレイに治癒できないリスクは高くなります。

一つの誤解として、レーザー治療だけでなくピーリングなどでも言われることですが、「古い細胞を新しい細胞に変えれば解決」というものがあります。

しかし細胞を入れ替えて「物」を新しくしても、細胞も組織もシステムですから、この状態が変わらなければ「新しい細胞でトラブルを起こし続ける」ままです。

もともと肌の細胞自体は、表皮では数週感・真皮では数年かかりますが、入れ替わり続けているものです。それを「細胞を入れ替えればリセットできる」と考えて早めてみても、それが「望んだ結果」であるかどうかは、別の問題なのです。
(参照:皮膚科のピーリングでも再発するニキビを肌から変えるノウハウニキビ跡の色素沈着の対策。レーザーでもダメな場合の解決法

安全にスムーズにトラブルを解決するには?

「ニキビの治療」は、ニキビの状態を治してしまえばいいだけですので、さほど難しい問題ではありませんが、「再発やニキビのくり返し」を解決するには、別の見方が必要です。

またニキビ跡が残らないよう、ニキビ跡がキレイに回復できるようにすることも、単純に「治す」という考え方が通用しないケースもあります。

美容治療の多くは「症状を治す」ためのものであり、必ずしも「肌を健康にキレイにする」という目的ではありませんし、その行為自体が「肌の健康やキレイさを損ねる」というケースもあります。

そして、あなたの目的が「単に治したい」だけではなく、「肌をキレイにしたい」そして「それを安定的に持続させたい」ということであれば、そのようなリスクを避けるほうが、結果的には効率的で、安全にキレイになれますし、快適に過ごすことができます。

そのためには、まずWEBカウンセリングで、あなたの肌の現状について理解し、その上で解消に取組むことです。

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2014年8月14日13:17 / 投稿者:kazuyuki terada