ニキビ跡の赤みが治らない。どうすれば治る?というご質問

ニキビ跡の赤みが治らない。どうすれば治る?というご質問


ニキビだけでなく、ニキビ跡の赤みのご相談も多くいただきます。

  • ディフェリンを5年使って綺麗にならず、エピデュオゲルで少しマシにはなった気がするものの、どんどん新しいニキビができて治り切らず、赤い痕として残っています。
  • ホルモンバランスが悪いと言われ、現在ピルを服用していても完治しません。赤いニキビが出来て、ほぼ必ず赤い跡が残ります。
  • 現在も飲み薬と塗り薬を処方してもらっていますが、今もニキビやニキビ跡で悩んでいます。頬やフェイスラインに多く、治ってもニキビ跡として今も赤い跡が幾つも残っています。
  • 頬と顎ラインにニキビが多発し、赤い跡もできて、人と会うのも嫌いになってしまいました。現在も赤い跡が残り、ニキビが多発しています。なんとかしたいです。

ニキビ跡の赤みが消えないご相談

「ニキビを治しても、ニキビ跡が消えない」「ニキビは治らないし、赤みが増えるだけ」など、状況は様々ですが、通常なら「ニキビができても治療して、キレイに治る」ものです。なぜ、それがうまく行かないか?どうすればいいか?考えていきましょう。

普通の毛穴がニキビになるまで

ニキビは「肌表面の角質層が毛穴をふさぐ→皮脂が出れない→ニキビ菌などによる炎症」といった要因が重なり、毛穴がニキビ状態になってしまったものです。

毛穴がニキビになる過程

ニキビ跡の赤みは「どういう状態」か?

毛穴がニキビ状になり、炎症で毛穴周りが傷つき、その傷跡がニキビ跡になります。

ニキビ跡の赤みを解説

つまりニキビ=傷、ニキビ跡=傷跡ですが、傷が治る時、まずは毛細血管や組織が増え「炎症」の状態になります。この時に赤みが出ます。
(参照:ニキビ跡が皮膚科でも治らない場合の方針のたて方)

これ自体は「肌が傷を治すプロセス」ですが、炎症が強い、通常よりも長引く、ということもあります。

「ニキビ跡を治す」は、どういう理屈なのか?

ニキビ跡は凹凸や色素沈着など様々ですが、ひとまず傷跡、つまり「治った跡」です。そして「赤みのニキビ跡」は、肌が「傷を治す過程」でもあります。

美容系皮膚科などでニキビ跡治療と言われる方法は様々ですが、原理は
ニキビ跡をもう一度「傷」にし→キレイに自然治癒することを期待する
というシナリオになります。

たとえばニキビ跡を火傷にしたり、ごく小さい穴を開けるなどですが、いずれの場合も行為自体は「傷つける」です。

ニキビ跡治療でも治らない理由

その傷は自然治癒していくはずですが、それが「早くキレイに」となるのかは、最終的には「その人の肌の治癒能力」「肌の環境・状況」次第になってしまいます。

本来、傷周りは刺激から守られることが理想ですが、ニキビ治療やニキビケアを行っている場合は、肌質によってはこれも刺激になってしまいます。
(参照:ピコフラクショナルでもニキビ跡が治らずニキビ悪化のご相談フォトシルクでもニキビが止まらない・跡が消えないご相談

  • 皮膚科のディフェリン、ダラシンも全く効かず、体質だから諦めろと言われました。別の皮膚科でアキュテイン治療中は、効果が出ましたが、しばらくすると再発し、大きな赤い跡が広範囲に残りました。周りの友人たちのすっぴんよりも汚く、毎日辛いです。

ニキビ跡治療でも治らないご相談

ニキビ跡の赤みが消えかけのまま赤い、茶色っぽくなってきた

強い赤みが消えても、ずっとうっすら赤い、ピンクの状態は、炎症後紅斑(PIE = postinflammatory erythema) 、また茶色味を帯びたものは、炎症後色素沈着(PIH = postinflammatory hyperpigmentation)とも言われています。

さらに詳細なニキビ跡の解説

いずれも炎症後の延長で起きているものですが、自然治癒する条件が整えば、通常はキレイに消えて行きます。でも刺激を与えたり、色素が作られる状況に晒しておくと、改善が長引いて、組織の萎縮のリスクも言われています。

  • (参照) What to Know About Post-Inflammatory Erythema
    “これらのマークは、炎症後紅斑と呼ばれ、皮膚の状態がにきびによって引き起こされた場合、にきび後紅斑と呼ばれることがあります。”
  • (参照) Postinflammatory hyperpigmentation
    “炎症後色素沈着は誰にでも起こりますが、肌の色が濃い人に多く見られ、肌の色が明るい人よりも色が濃く、長期間持続する傾向があります。”

ニキビをキレイに治せる肌になるには?

「赤いニキビ跡」は、肌が傷を治すために必要なプロセスです。長引くかどうか、悪化するかどうかは、肌質や状況にも左右されます。

ニキビ跡が残りやすい人の場合、そもそもニキビが悪化しやすく、治癒がスムーズに進行しない肌や、知らずに治癒を妨げる行為が重なっていることも少なくありません。

「もともとニキビに強く、出来てもキレイに治せる肌」の人が大半ですが、それができない肌で、気になる症状を「治そう」と頑張っても、肌のバランスは改善されません。

どうすればバランスよく改善していけるのか?
まずはカウンセリングフォームから、これまでの経緯、経験をお知らせください。

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私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...

2022年12月27日14:24 / 投稿者:kazuyuki terada