次亜塩素酸は本当にニキビを防ぐことができますか?
コロナ禍でも「ウイルス退治」に期待され、名前が出ていた「次亜塩素酸」ですが、米国ではニキビの殺菌スプレーなども登場し、そのタイプの商品が流行っているようです。
Hypochlorous acid: What to know about the trendy acne fighter being hyped on TikTok https://t.co/yZS6fk2t1J pic.twitter.com/UUVpa7NCbB
— New York Post (@nypost) April 18, 2024
殺菌スプレーになる為、体臭が気になる人にも良いとされています。(扱いとしては化粧品や、医薬部外品になるかな?と思います。)
次亜塩素酸自体は、人体がケガをした時などに、人体を守る白血球でも作られており、もともと体内にも存在します。
また、普通の水道水も塩素消毒されていますが、塩素は水に溶けると次亜塩素酸が生成されるので、水の塩素消毒=次亜塩素酸消毒とも言える、とあります。
(参照:次亜塩素酸とは?)
ということで、肌に刺激があるわけでもなく、安全性が高く、皮膚のバクテリアを減らす効果が期待できる、といえます。
ただし、
“ニキビの治療に効果的であることを証明する証拠はほとんどありません”
What Is Hypochlorous Acid? A Disinfectant Ingredient That Helps Fight Acne and Body Odor(Verywell Health)
とあるように、仮にある程度ニキビ菌を殺菌できても、ニキビ菌が問題になるのは「毛穴がふさがる状態で、ニキビ菌が増えていく」状況です。
通常時は善玉菌と言えるのがニキビ菌で、そのため日和見菌とも言われます。
抗生剤の代替になるのであれば、何らか有用ではあると思いますが、仮に殺菌効果が高いものがあれば、肌全体の菌の状態も問題が生じるかもしれません。
過度の期待はしないようにしましょう。
とはいえメリットが無いわけでもなく、日常生活での「アルコール消毒」で手肌が荒れるような場合、アルコールよりいいかな?と思います。うまく活用できるといいですね。
ちなみに当社店頭の空気清浄機はジアイーノというものでした。これは偶然です。
ニキビの慢性化を防ぐには?
ニキビは「ニキビ菌が原因」と言われると、どうしても「ニキビ菌→殺菌→解決」と考えがちですが、たとえば「ツルツル美肌」の人の毛穴にも、ニキビ菌は住んでいて、健康な肌を作る手助けをしてくれています。
つまり「菌自体」よりも、その背景、全体のバランスが問題解決のカギになります。
まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2024年10月17日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada