IPLフォトでもニキビ再発やニキビ跡が治らない ご相談。
ニキビを長期的にくり返してニキビ跡も残る状態では、「肌を生まれ変わらせたい」と考えがちです。
- 韓国の美容皮膚科で3回IPLを施術してもらい完全にニキビがなくなりました。でも1年半後、徐々に顎にニキビが再発。今も顎、フェイスラインのニキビが出来ては消えての状態です。
- PDT治療で悪化し、にきび専門医を探してピーリング、エレクトロポーション、IPLレーザーを始めたが、レーザーの後赤みが強くなり、大きなにきびが出ます。
- 社会人になってからニキビが発生して繰り返し。ニキビ跡が残り、皮膚科で処方された過酸化ベンゾイルの薬、ピーリングやIPLも効果なし…
そこでIPLなどフォトフェイシャル(光治療)をされる方も少なくありません。
ただ、どのような治療でも言えますが、「誰にでも・思ったように」と行くわけではありません。
では、どうしてうまく行かないか?解決するにはどうすればいいか、考えていきましょう。
もくじ
ニキビとニキビ跡のプロセス
まず、ニキビは肌表面の角質層が、皮脂が出るはずの毛穴をふさぎ、毛穴にいるニキビ菌(酸素が嫌いで皮脂が好き)が増え、炎症を起こす状態です。
そして、この炎症の際に、周囲の組織が傷を負い、その傷跡がニキビ跡となります。
状態としては「毛穴の小さな傷」と「その傷痕」のように考えてください。(参照:ニキビ跡が皮膚科でも治らない場合の方針のたて方)
「ニキビ痕が残りやすい」のはどんな肌?
通常なら浅い傷は、表面が回復し→その後組織が修復され→治癒といったプロセスを経て、通常の状態に戻ります。
しかし、よく言われるように、触りすぎたり、また肌質によっては化膿なども伴うと、炎症が悪化したり、長引いたりで、傷の状態が悪化することもあります。
また、通常の肌なら正常な状態の表面が修復されるのに、もともと表面を丈夫に作れない肌質などでは、炎症が続きやすかったり、刺激に反応を起こしやすくなる、色素細胞が活発になりやすいなど、跡が残る要因が重なりやすくなります。(参照:ニキビ跡の赤みが残る治し方と、自然な肌色に回復できる方法の違い)
IPLでニキビやニキビ跡はどう治る?
フォトフェイシャルは様々な波長の光によって、肌の層、反応するものに対して、ダメージを与えることで、悩みを除去する方法とされます。
IPL光治療の場合は、ニキビや色素沈着のニキビ跡に効果があるとされます。
肌の表面よりの比較的浅い層に光線を当てることで、色素沈着の原因となるメラニン色素や、赤みや炎症になる毛細血管を破壊します。
その結果シミやそばかす、くすみ、ニキビ・ニキビ跡、赤ら顔といった肌悩みに対する治療になるとされます。
なぜIPLでも「治らない」のか?
まず、ニキビは肌の表面の角質層、毛穴から排出される皮脂、常在菌であるニキビ菌といった、ありふれた要因で構成されます。
これらは誰でも普通に存在しますし、だからこそニキビは人口の約9割が経験する、「よくある肌トラブル」にもなります。
そしてニキビができやすいバランスに傾けば、毛穴でニキビの要因が重なり、その毛穴はニキビ状態になります。
とはいえ、上記にあるように、ニキビやニキビ跡はその状態を壊してしまえば治ります。
これはフォトフェイシャルに限らず、ディフェリンやベピオゲルのような薬、ピーリングなどでもそうです。
治すことは、これらで可能です。
でも、肌のバランスが「ニキビができやすいまま」であれば、何度治してもニキビの要因が重なります。
その結果、「治す→ニキビが出やすいバランスのまま→できる」という状態が変わらないままです。
これはまた、ニキビ跡のような「小さな傷痕」の修復がスムーズにできない要因にもなります。
その結果「治す→できる→跡が消えない→また新しいニキビ・・・」という循環は変わりません。
そして、多くの場合、これを「ニキビが治らない」「ニキビ痕が治らない」と感じてしまいます。
でも実際は「治したのに出続ける」です。(参照:「何をしてもニキビが治らないのはなぜ?」というご質問)
IPLでも治らないニキビやニキビ跡はどうすれば?
光治療・フォトフェイシャルは、美容治療の中でも比較的肌へのダメージが少なくニキビの症状を治療できる方法です。
しかし、ニキビをくり返しやすい方は、単に治しても「くり返すニキビ」と、それに伴い「残ってしまうニキビ跡」の解決が必要です。
でも、これらの美容治療はその時々の症状は治療するもので、「トラブルの起きやすさ」を解消するものではありません。
ではどうすればトラブルに強い肌になるか?
まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2021年2月12日15:07 / 投稿者:kazuyuki terada