レーザー治療でもニキビ跡の色素沈着が残るなら

ニキビ跡の色素沈着の対策。レーザーでもダメな場合の解決法


ニキビやニキビ跡の色素沈着に悩み、レーザー治療を行ったのに、思うような結果に至らず悩み続けたり、むしろ他の症状を含めて肌の状態を悪化させた方からご相談をいただきます。

多くの魅力的な宣伝がありますが、基本的にレーザー治療は、肌や患部にダメージを与えたり、破壊し、その再生を期待することが基本的な考え方です。

それが上手くいかない場合、問題が残ることも不思議なことではありません。

あなたもこんな経験はありませんか?

  • 色素沈着が残るためレーザーをうけたら乾燥がひどくなり、ニキビも改善しないし、むしろ増えました。
  • フォトダイナミックセラピーを4回受けたが、炎症して色素沈着
  • フラクセルレーザーをしましたが効果なし。それどころかUVケアをしていたのに顔全体色素沈着で黒くなり、毛穴も目立ち、肌質も変わって前よりももっと汚くなってしまいました
  • レーザー治療など色々やりましたが一時期良くなっても、またニキビが出き、赤み、色素沈着の跡もあります
  • レーザーなどをやりましたが肌が敏感になり湿疹ができやすく、レーザーの跡なのか、赤みやデコボコした肌になり、ニキビ跡、色素沈着が酷く、全然良くなる事がありません

まず、ニキビそのものは、人口の約9割が経験する、ありふれた肌トラブルです。そして多くの場合、特にニキビ治療やニキビ跡治療をしてもしなくても、放っておけば自然に解消されます。

でも、新しいニキビができたり、ニキビ跡、色素沈着が残ると、まず「症状を治すには?」と考えてしまいますし、上手な宣伝もたくさんあります。

でも頑張ってニキビやニキビ跡を「治療」しても、くり返しニキビができてニキビ跡の色素沈着が残ってしまう。

あなたもそのような「くり返し」になっていませんか?

色素沈着が「残る」肌の問題

まず、肌は表皮層・真皮層に分けることができます。そして表面の表皮層は表面に角質層というバリアを作り続けています。

表皮層の細胞は、2週間ほどかけて表面に押し上げられ、表面の角質層となり、剥がれ落ちるという「バリアの入れ替え」をくり返しています。これを表皮のターンオーバーといいます。(参照:きれいな肌とは?

角質層が正常なバリア構造を維持していれば、肌は見た目にきれいで、なおかつ「体を守るバリア」として機能します。

しかし、この角質層を正常に作れず、表皮のターンオーバーが早い場合、毛穴詰まりや、ニキビと言った、毛穴周りの肌トラブルも起きます。

  • 「古い角質がたまるからニキビができる」
  • 「ターンオーバーが遅いので、メラニンが排出されず、色素沈着が残る」

という宣伝もありますが、毎日洗顔する肌ではそのようなことはありません。

通常、日常的に刺激を受けたり、洗顔を行う顔では、ターンオーバーは早くなっているものです。

そしてトラブルが慢性化している肌は、この状態が慢性化していると考えるほうが自然です。
(参照:肌トラブルとは

色素沈着は「残る」のか「出続けている」のか?

レーザー治療はメラニンを輩出することでニキビ跡の色素沈着を治し、美白するということですので、ニキビ跡の色素沈着に限らず、シミやくすみなど、多くの宣伝の説明通りなら、とっくに「メラニンは排出」されているはずです。

ニキビ跡の色素沈着は、色素産生のくり返し
実際には、表皮細胞が表面に押し上げられ、死滅し、角質層の一部となる時、色素を抱えた細胞は死滅し、同時に色素も分解されます。そのため肌の表面では基本的には無色となります。

私たちの目に映る「ニキビ跡の色素沈着が残る」状態は、色素の無い角質層を透かして見える「色素が作られ続けている表皮層」です。(参照:ニキビ跡の色素沈着を、清潔感のあるスッピン肌に変えるには?

ですのでレーザーやピーリングで頑張って排出しても、色素を作り「続けている」なら、結果的には解決しません。

表皮の色素細胞が色素をつくる理由で最もわかりやすいのは紫外線の刺激です。

紫外線を浴びれば日焼けすることは、美容的には問題ですが、同時に「体を守る反応」です。

ですので「体を守る必要」がある状況では、紫外線に限らず、色素細胞が活発に働く時があります。

例えば乾燥や摩擦などの刺激に対しても、肌は色素細胞を活性化させ、色素が残りやすくなります。

また、紫外線、乾燥、摩擦などの外的要因に対する因果関係だけではありません。

刺激によって肌は色素を作ったり、炎症を起こします。これらは同時に起きる「体を守る反応」ですが、肌が炎症を起こす状態では、それに連動して色素細胞が活性化するということも起きます。

ニキビ跡が色素沈着を起こしやすいのはそのためです。
レーザーによるニキビ、ニキビ跡の悪化の可能性も

またレーザー治療にかぎらず、過度の美容治療は、むしろ肌への刺激になりますので、刺激に対して敏感な肌の場合、それ自体がマイナス要因にもなりかねません。

かえってニキビが悪化するようなことがあるなら、その点も考慮した解消を行わないと、頑張るほど悪化のリスクを高めることになります。(参照:ジェネシスレーザーでもニキビが続き、赤み、痒みもあるなら

出続ける色素を、出なくする。そのための最初のステップとは?

はじめにお話したように、肌の状態が改善されなず、ニキビ跡もキレイに回復できず、新しいニキビも出てくるのなら、トラブルは「ある」と考えるのではなく、「出続けている」と理解してください。

色素細胞が「活発に働く必要があるまま」では、表皮細胞という「モノ」を入れ替えても、起きる現象は同じです。

特に、ニキビもでき続けているなら、それこそ「ニキビ→ニキビ跡→レーザー→ニキビ→ニキビ跡→レーザー→」とイタチごっこになってしまします。

「治せば治る」が通用する肌ならともかく、「治してもまたできる肌」では、問題解決に今までとは違うアプローチが必要です。

まず基本的な肌のしくみを理解して、肌にとって無理のない方法さえ行えば、ニキビ跡も新たなニキビも防ぐことができます。

その結果、あなたの肌は見た目にもきれいで健康な肌へと変わっていきます。

まずWEBカウンセリングであなたの肌でニキビ跡が出続ける理由を探り、新たなニキビ・ニキビ跡を予防しながら、現在あるニキビ跡を解消する良い肌のケア・サポートを受けるべきです。

ニキビやニキビ跡、不安や不満を解消するなら

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私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...

2014年5月23日17:09 / 投稿者:kazuyuki terada