ナノ化ナラシンでニキビ治療

ナノ化のナラシンでニキビ治療


ニキビ治療では、以前は抗生剤が主流でしたが、薬剤耐性菌の問題などから、アダパレンや過酸化ベンゾイル、イソトレチノインやピルなど、それ以外の治療法が試されるようになっています。

とはいえこれらも副作用や制限、効かない・合わないという問題も生じることがあります。

そのように人によっては対症療法すら困難な問題が生じることがありますが、オーストラリアの研究者が、極小のナノ粒子を使用した効果的な治療法を発見した可能性があります。

学術誌『Nanoscale』に掲載された研究成果

南オーストラリア大学が主導し、アデレード大学、フランスのエクス・マルセイユ大学の研究者によるこの研究は

「ナラシン」という新しい抗生剤を、ヒトの髪の毛一本の1000分の1のナノ粒子に封入、標的とするニキビ部位にジェル状で塗布する

というものです。(以下、機械翻訳の要約)

“ナラシンは畜産業では一般的に使用される抗生剤。薬剤耐性のニキビ菌にも有効であることが証明され、かつ極小のナノ粒子によって、水に混ぜる場合より100倍吸収率が増加しました。”

“ナラシンは家畜の細菌感染にはよく使われるが、ニキビの治療薬としてはこれまで研究されてこなかった。今回が初めての試み。”

“製薬会社:「ニキビに処方される経口薬は数多くありますが、それらにはさまざまな有害な副作用があり、多くは水に溶けにくいため、ほとんどの患者や臨床医は局所治療を好みます。」
「抗生物質耐性の増加と、ニキビ部位の毛包に浸透する多くの局所薬の無効性が組み合わさって、効果的で安全な新しい抗菌療法の開発が急務」”

(参照:Tiny nanocarriers could prove the magic bullet for acne sufferers

以下も参考になるかと思います。
Nanotechnology and narasin: a powerful combination against acne

優れた対症療法なるか

白人や黒人に比べ、バリアが薄い傾向黄色人種にとって、ピーリング的な治療は比較的リスクが高くなる可能性があります。

かといって根本治療という考え方も誤解を生じますが、多くの場合、ニキビは対症療法で解決しますので、ひとまずは容易かつリスクの低い方法で、症状の悪化を防ぐことができるのは大きなメリットになるかもしれません。

ニキビの慢性化が解決しない場合は

とはいえ「ニキビの出来やすさ」は殺菌することで変わるものではありません。

では、どのような状態の肌がニキビの発祥を最小化し、悪化や長期化を防ぐことができるのか?まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2023年11月2日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada