効果を期待したPDTのニキビ治療。でも再発した。という方に。
- 一時期、東京のクリニックでPDT治療を受けてニキビが軽快しましたが、半年と経たないうちに再発。
- PDTの治療を四回受けて綺麗になり大学1年までは肌トラブルが何も無かったが季節の変わり目には必ず再発し、ディフェリンでも一時的にしかよくならず赤みがすごい。
- レーザー、ピーリング、イオン導入など本当に色々と試しました。PDT治療で菌を殺す治療もやりましたが結局吹き出物が重症になって戻ってきました。
- 大学3回のときにPDTを行いました。少しましになったのですが4回の10月になってから全体に出来ています。
- 過去にPDTを5回経験して、ダラシンやディフェリンなどニキビに効くと言われている薬は全て使用したが効きませんでした。
ニキビの治療にPDTを試されることで良い結果を得られることも多いと思いますが、一時的な効果で終わる方からのご相談があります。
この場合はニキビをどのように考え、対処するべきかについて考えていきましょう。
ニキビの形成要因とPDTの効果
ニキビは、「毛穴がふさがる、皮脂過剰、ニキビ菌増殖」といった条件が重なった結果、毛穴がニキビの状態になる状態です。
それぞれの要因が起きる理由は様々ですが、これらの諸要因をつぶしていけば少なくとも「できたニキビを治す」ことが可能になります。
PDT(フォトダイナミックセラピー)は皮脂腺の破壊で、皮脂分泌を抑制しつつ、同時にニキビ菌を一気に滅菌する治療法とあります。
そのためニキビ形成の諸要因をつぶせますので、効果的な「ニキビ治療」と言えます。
「口コミで良いと言われて試したが、再発」というご相談
「ニキビに効果的な治療」によって治り、それで終わればいいのですが、しばらすくれば再発してしまう場合は、問題は解決していません。
ニキビ治療は対症療法に過ぎないとはよく言われていることですが、どうしても「治す」という方向に意識が向かいがちです。
そのため、「色んな治し方・対症療法」をくり返し、同時に再発もくり返してしまう。
その状態を、また「治らない」という言葉で整理してしまう。
そのため、また「根本的に治したい」と考えてしまうことも少なくありません。
そして「新しい対症療法」を行うことになる。
あなたもインターネットで検索をくり返し、「最新の治療法」や「根本的な治療法」を探しているかもしれません。
でも、口コミサイトやレビューサイト、ソーシャルメディアなど、インターネット上では一般的な患者・消費者を装ったステルスマーケティング(宣伝と気づかれないよう宣伝する行為)も多くありますので「口コミで評判」も、どの程度信用していいか判断が難しいと思います。
慢性的なニキビ、治しても繰り返すニキビの場合は、「ニキビは治せば解決する」という考えの枠組み自体が、問題をこじらせる要因にもなるのです。
(参照:治してもくり返しできる大人ニキビを解決する方法)
皮膚科的なニキビ治療の考え方とニキビの再発
ニキビができやすい肌自体は、「ニキビが出る病気」というわけではありません。
またニキビそのものは誰でも経験する肌トラブルと言えるもので、多くの場合は放っておいてもキレイに消えます。
問題は慢性化や悪化をしやすい場合。さらにいえばそのような肌では、ニキビ跡を伴ったり、他の肌トラブルを伴うなどのケースが多くあります。
このような場合、ニキビは「トラブルを起こしやすい肌で起きる、トラブルの一つ」として整理しておく必要があります。
「ニキビを治す」という方向で対応し、治るならそれで問題はないのですが、複数のトラブル、長期的なトラブルの場合は、症状そのものよりも、そのような症状が起きやすいことを問題にしておかないと、「治してもトラブルが起きやすいまま」だからです。
PDTで言えば皮脂・ニキビ菌への対処となりますが、これらで肌が「正常なバランスへの回復」に向かうのであれば、特に問題はありません。
でも、PDT自体は「肌を正常な状態・バランスのいい状態にする目的の方法」とは違います。
また他にもニキビ治療は多くありますが、いずれの場合も「肌のトラブルの起きやすさ」を解決する目的とは違います。
(参照:皮膚科でもくり返す、しつこいニキビを根本的に止める方法)
つまりトラブルを起こしやすい肌のまま、トラブルの症状を「治療」しても、肌はトラブルを起こしやすいままです。
そのような肌の状態の結果の一つとしてニキビもでき続け、跡も残りやすいままとなります。「治してもまたできる」という状態では「ニキビが治らない」と感覚的には感じます。
でも「肌の状態がトラブルが起きやすいまま」と意識しておくことが重要になります。
「ニキビを治す方法」を変え続ける前に
ニキビの要因は毛穴のふさがりや皮脂過剰、その毛穴でのニキビ菌増殖ではあります。そのため皮脂を止め、殺菌することはニキビを早く治療できると思います。
しかし、皮脂過剰や菌の増殖などのニキビの形成要因が「重なりやすいままの肌の状態が続く」なら、早く治そうと頑張っても、結果としてニキビは続きます。
それが実感として「ニキビが再発する」「効かない」「治してもできる」となるわけです。
もしあなたがニキビの「治し方」を様ざま替えてもニキビをくり返すなら、肌の状態を変えていくことを優先させるのも選択肢です。
まずはWEBカウンセリングをお申し込みください。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2016年9月25日12:51 / 投稿者:kazuyuki terada