ポテンツァでもニキビ跡が治らない。というご相談。
「ポテンツァでニキビ跡治療したが効果が無い」などのご相談があります。ニキビ跡治療ではみなさん、
- もともとニキビができやすく治りにくい、クレーターにもなって常に10個はできてます。婦人科でピル、皮膚科で内服薬、ダーマペン、ポテンツァ等。悪化したり、何をしても良くならないことに絶望しています。
- 顎の繰り返すニキビとニキビ跡が辛く、美容外科でポテンツァをしましたが、高額でイソトレチノイン服用も勧められていて、疑問です。
- 治っては出来てをくりかえしニキビ跡も残ります。皮膚科の治療、エステも良くならず、ポテンツァやダーマペンもほぼ効果はありません。どうすればいいのか。
- 複数の美容皮膚科に通い続け、レーザー治療・光治療・針治療、クレーター治療にポテンツァ、赤み治療にIPLを受けましたが変化はありません。
という「悩み方」をされていますが、その前に「何に対して、何をしているのか?」から考えていきましょう。
もくじ
毛穴がニキビになるプロセス
肌の表面(角質層)が毛穴をふさいでしまい、皮脂が出れず、ニキビ菌などによる炎症が起きることで、ニキビ化した毛穴になります。
ニキビがニキビ跡になるプロセス
ニキビの炎症は、毛穴をの組織を傷つけます。毛穴自体は小さなものですが、その傷をスムーズにキレイに修復できなかったり、過度の化膿などで傷が大きくなってしまうと、ニキビ痕が残りやすくなります。
ニキビ跡治療とポテンツァ
ポテンツァはマイクロニードルによる美容治療機器で、複数種類のニードルで、4つのモードで症状に合わせた治療する機器とあります。他、とくに強調されているのは「薬剤の浸透」で、通常のマイクロニードリングでは1~5%しか吸収されないところ、67%多く皮膚に送り込むとあります。
(参照:POTENZA[ポテンツァ サイノシュアー社])
なぜポテンツァでニキビ跡が治らないという悩みになるか?
ニキビ跡(痕)は、言い換えれば「毛穴の傷が治った跡」です。そのためニキビ跡治療は「治った跡をまた治す」という話になります。
つまり「傷痕」に対して、「キレイに修復しやすいように再度傷つける」ということを行います。傷ついた肌は当然、傷の修復のために「活性化」します。
ニキビによる肌の損傷も、ニキビ跡治療での肌の損傷も、それらの傷自体は「皮膚が修復する」ものです。治療自体で治るわけではありません。そのため、どの程度「思ったように」キレイに治るか?が問題になります。
これは状況や肌次第ですので、どうしても個人差が生じます。ニキビ痕が残りやすい方は、もともと傷の修復が得意でない肌の可能性もあるので、どうしてもうまく行かない場合も生じます。
(参照:ダーマペンでニキビ跡が治らない。というご相談 、 フォトRFでもニキビがくり返し、ニキビ跡も残るご相談)
ニキビ痕を治すか、目立たない肌にするか。
治った跡を再度傷にしても、最後は肌が修復しますので、どうしても「狙い通り」というわけにはいかないのがニキビ跡治療の難しいところです。
また、傷の修復がスムーズにできない場合は、余計な刺激にもなりますし、ニキビをくり返している中では実践すら困難になります。
ニキビは誰もが経験する肌トラブルですが、多くの場合、悪化や慢性化しにくいですし、跡も残りにくいものです。
仮に残ってしまったニキビ跡も、表面がキレイな状態では目立ちにくくなります。
つまり、肌自体を健康でキレイにしていくことも選択肢の一つになります。ご相談はカウンセリングフォームから。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2023年11月16日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada