Vビームでもニキビ跡の赤みが消えないご相談

Vビームでニキビ跡の赤みが治らない


戴くご相談では、ニキビだけでなく「ニキビ痕も治したい」というお話も少なくありません。

  • ニキビ跡の治療にはじめは美容皮膚科でレーザーを何度か、それもほとんど効果がなく、そのあと皮膚科でVビームを7回ほど受けましたが赤みは消えず、皮膚科にもこれ以上はこの方法では薄くならないと言われました。
  • 美容皮膚科でケミカルピーリングとVビームレーザを施術していますがまだニキビ跡の赤みが残っています。このまま施術を続けていって治るのか不安です。
  • 高校生の頃からニキビができ始め10月ごろ、突然両頬にニキビが大量発生。6月現在までVビーム、ロングパルスヤグレーザー、ハーブピーリングを行っています。ピルを処方してくださっている先生には、頬の赤いニキビ跡は表面的な赤みではないため、レーザーでは消せないと言われました。
  • ニキビ跡に悩まされています。美容皮膚科でビームを受けていますが一向に良くなりません。この肌のせいで、色々行動に制限を自分でかけてきました。もう正直辛いです。

Vビームで消えない赤みのニキビ痕、相談事例

ニキビ跡は凹み、色素沈着や赤みなど、様々ですが、赤みのニキビ痕をVビームで治しているが、思うようにいかず・・・という方もいます。

どうすればいいか?順に考えていきましょう。

ニキビができる過程

ニキビはブツブツした見た目のために誤解も多いですが、発疹などとは違い「毛穴がニキビ状に変化したもの」です。

ニキビができるプロセス
シンプルに言えば、

毛穴周りの肌表面が毛穴をふさぎ→皮脂が外に出れない→酸素が嫌いで皮脂が好きなニキビ菌が増え→炎症

といったプロセスの結果です。

ニキビが跡になる過程

ニキビが炎症を起こしている時、毛穴周りの組織は傷つきます。状態としては小さな傷ですが、毛穴のニキビ状態が終わっても、炎症で傷ついた跡が残り、それがニキビ痕です。

状態としては元のニキビの大きさにもよりますが、「小さい傷痕」となります。

ただ、小さい傷ですので、本来は早くキレイに治ります。実際、多くの人にとってニキビは「たまに小さいものができる」→「放っておいたり、ニキビ治療すれば治って終わり」です。そして跡もキレイに消えます(変にいじらなければ)。
(参照:ニキビ跡の赤みが残る治し方と、自然な肌色に回復できる方法の違い

赤みのニキビ跡はどんな状態か?

「ニキビ跡治療」という言葉があるので、忘れられがちですが、傷の修復は肌自身が行います。

ケガをして、完全に治癒するまで、しばらく赤みが残るのは誰でも経験することですが、赤みのニキビ跡も肌が傷を治している「過程」です。

ニキビ跡が治る過程と、赤みが残る原因

(※もしくは炎症後紅斑(PIE = postinflammatory erythema)の状態です。参照:ニキビ跡の赤みが消えかけのまま赤い、茶色っぽくなってきた

Vビームはどうやって赤いニキビ跡を治す?

Vビームレーザーの機器の世代により、特性はあるようですが、以下、メーカーの紹介、また施術される美容皮膚科などでも説明されているように、血管に関わる様々な病変(要するに赤み)、もしくは光線の波長を変え、茶色などの状態にも対応するとされます。
Vビームが血管を破壊して赤みのニキビ痕を消すプロセス

詳細は→参照:カンデラ社HP Vビーム
“顔や脚の血管、発赤、酒さ、シミ、太陽の斑点、濃い青色の静脈、しわ、にきびを治療します。”

基本的には血管中のヘモグロビンに吸収される光線により、血管や色素を除去し、赤みを無くすという考え方とあります。

ニキビ跡を治してもニキビが出続け、跡も残り…

Vビームに限りませんが、ニキビ跡治療がスムーズに済まない方は「ニキビ跡を治そうとしても、ニキビが出てきてキリがない」というご相談もよくあります。

  • 皮膚科に相談し、べピオゲルを出してもらいましたが悪化。ディフェリンで少し改善がしたがニキビ跡の治療のためVビームを当ててます。レーザー前後1週間はディフェリン中止と言われ、中止してる最中にニキビが増えるという状態を繰り返してます。終わりが見えなく自分の顔が嫌になりました。

ニキビ痕が治っても、ニキビができて、また痕が残る

上記のように、ニキビが繰り返されてしまうと、ニキビ跡治療を行ってもキリがありません。ニキビは「肌表面のバリア・皮脂・ニキビ菌」といった「普通に肌にあるもの」でできてしまいます。これらのバランスが改善できないままの肌では、ニキビを何度治してもニキビはできやすいままになります。

これは、「傷の治り」にも関わることですので、「ニキビができやすくニキビ跡もが残りやすい」ということにもなります。

ニキビ痕が残りやすく、ニキビが慢性化しやすい肌の特徴

また、傷を修復するための赤みは、必要があって出ている赤みですので、思うように消えないことも不思議なことではありません。
(参照:「何をしてもニキビが治らないのはなぜ?」というご質問ニキビ跡が皮膚科でも治らない場合の方針のたて方

ニキビ痕が消えるプロセス

傷の治癒プロセスが「早くキレイに」進行するかは、「その人の肌の治癒能力」や「環境・状況・経緯」など様々な要因があります。

また無用な刺激はかえって肌を傷つけることにもなります。

個人差はありますが、そもそも傷は最終的には、肌が自然治癒させるものですから、これを手伝うことが重要です。
本来のように「ニキビ痕を消せる肌」になるにはどうすればいいか?

まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2023年6月28日11:12 / 投稿者:kazuyuki terada