赤ら顔解消のコツ
皮膚の役割は
- 体内の水分がもれだしたり、蒸発することを防ぐこと
- 刺激や異物の侵入を防いで体を守ること
です。
皮膚は表面から表皮、真皮、皮下組織と分けられ、このうち真皮には毛細血管があり、顔の頬ではもっとも多く、お腹と比べて約5倍の毛細血管があります。
この毛細血管を流れる血液が、表皮を通して、透けて見えるのが「赤み」です。※表皮がない口唇が赤いのはそのためです。
血液は人体に栄養・酸素を送り、老廃物を排除する、免疫細胞を送ります。また毛細血管は拡張・収縮による体温調節などの仕組みがあります。
敏感肌の赤ら顔
表皮は個人差はありますが約0.2mm程のうすい層です。
敏感肌の場合、もともと表皮が薄い、角質層が丈夫に形成できず乾燥肌であるなど、
- 温度や環境の変化が真皮に伝わりやすい
- 炎症などの免疫反応を起こしやすい
という傾向があり、毛細血管が拡張しやすい状態が、慢性化していることが多くあります。
恥ずかしいと感じたり、思ったりで自律神経が働き、赤くなる人も多くいます。
また敏感肌は丈夫な角質層を作りにくいですから、肌はさまざまなトラブル反応を起しやすく、なかなか沈静化しにくい傾向があります。
特にニキビ、皮膚炎は治まりにくく、その炎症や刺激で赤ら顔になり易いと言えます。
これはアトピ-性皮膚炎では特に顕著です。
皮脂に依る赤ら顔・赤み
顔面には毛穴が多く存在します。毛穴の皮脂腺からは皮脂が排出されます。
過剰な皮脂の排泄は細菌による脂肪酸の編成に影響を与え炎症を起します。
この部位は赤くなり、同時に皮脂の過剰生成はニキビの形成条件にもなります。
皮脂による刺激での炎症反応、ニキビの炎症反応で、肌も赤くなります。
このケースでは、赤ら顔は皮脂腺が発達した部位でおきます。眼の周囲の毛穴は皮脂腺が発達しておらず、顔の他の部分に比較して皮脂の排出量が少なくなります。そのため皮脂による赤ら顔の場合、俗にいう逆パンダ状態(眼の周囲は通常の肌色で、それを囲むように周囲が赤みを帯びる状態)となります。
赤ら顔・赤みの解消ケアとは
赤ら顔は敏感肌(丈夫な皮膚表面が形成できづらく外界に反応しやすい肌)で慢性化しやすくなります。
そのためまず皮表を保護すること、そして「見た目」のカバーも必要ですから、保護メイクは非常に有効となります。
肌症状を解決することを目的とした方法が必要ですから、一般のメイク用品や用具、普通のテクニックで行うことは不可能ですし悪化のリスクもあります。
赤みが続く根本原因を見極め、適切なスキンケアを実践すべきです。
その為には、確かな情報と経験に裏打ちされた良い肌のカウンセリングを受け、乾燥肌の根本原因を探り出し、 専門的なケアを実践し、丈夫な角質層と同じ状態を形成・維持しておくこと、食生活・生活習慣で気をつけるべきことを実践します。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2013年7月5日00:00 / 投稿者:kazuyuki terada