フェイスラインニキビの治し方

フェイスラインのニキビの根本的な解消方法


フェイスラインニキビに関して以下のようなご相談が多く寄せられます。

  • 低容量ピル服用中ですが、顎から首にかけてニキビできてニキビ跡が残ります。
  • 特に生理前に口周り、あご、フェイスラインに大人ニキビができます。
  • 皮膚科に通い、ディフェリン、ダラシン、ペピオを使用するが改善せず。
  • ホルモン治療、フォトRFで改善せず、ディフェリンで一気に悪化し赤ニキビ。
  • 特に頬やフェイスラインに吹き出物が多く、治っても赤い跡が残ります。

はじめはディフェリンやベピオなど流行の治療薬。そして年令を重ねるとピル。またピーリング、レーザーなどの美容治療や、ビタミンCのイオン導入など、様々な治療を経験されている方が多いのも特徴です。

もし、あなたが様々な大人ニキビの治療を頑張っても、フェイスラインのニキビをくり返すなら、問題の見方を変えてみることをお勧めします。

フェイスラインの大人ニキビの原因は特殊?

フェイスラインニキビや、顎ニキビ、首のニキビについて、ネットでは

  • 大人ニキビは思春期と違ってホルモンバランスが原因
  • 大人ニキビの原因は複雑です
  • ストレスが原因

といった説明が沢山あります。とはいえニキビの形成プロセスはシンプルに言えば

  1. 毛穴がふさがる
  2. 皮脂が皮表へ出れない
  3. ニキビ菌の増殖・炎症

というものです。

フェイスラインニキビの形成要因

これらの要因が重なると、毛穴はニキビになります。
原因は様々言われますが、フェイスラインでニキビができるなら、「フェイスラインで要因が重なっている」ということです。

そしてフェイスラインにニキビが出来ても、一時的で軽度なら、すぐに解決します。

胸元、顔、背中など、ニキビの条件が重なりやすい部位でニキビができること自体は、さほど珍しいことではありません。つまりニキビが出来る「場所」よりも、「慢性化・繰り返し」が、より重要な問題です。

生理前のフェイスラインニキビの原因は?

女性の場合、生理前にニキビが増える方も一定数いることで「ホルモンバランスが原因」とされることもあります。

実際、生理前は性ホルモンのバランスの変化で、皮脂増加しやすくなります。つまり、ホルモンバランスの変化は要因のひとつになります。(参照:ピルでも悪化・再発をくり返す大人ニキビ。健康的な肌を取戻す方法)

ホルモンバランスの影響を受けやすい肌

とはいえ、ほとんどの女性は生理前にフェイスラインにニキビが出るわけではなく、男性のフェイスラインニキビは関係ありませんし、跡が残りやすいことの説明にもなりません。

ニキビは複数要因の結果です。

単線的な因果関係だけではなく、「生理前はニキビの要因が重なりやすく、そのタイミングでできやすい人は、ホルモンバランスの変化の影響を受けやすい」と整理しておく必要があります。

※また、生理前のニキビは、婦人科系疾患の兆候であるとも言われますので、気になる方は検査を受けるのも良いかもしれません。

保湿を頑張っても大人ニキビが止まらない理由

中には「保湿を頑張っているのに」という方もいらっしゃいます。

フェイスラインに大人ニキビが出やすい人では、顔の下の方の水分量が保持できていないことが多くあります。(参照:大人ニキビの発生要因のひとつが、肌水分量の部分的な減少

肌のコンディショニング、スキンケアにおいて、保湿は重要ですが、「保湿したつもり」でも、できていない事が多いですし、「保湿された状態の持続」ができていないことも多くみられます。

ニキビが治らない保湿方法と洗顔方法

肌表面である角質層が強度と柔軟性を維持するには、適度な水分(20%ほどと言われます)が必要です。そしてその状態を持続させるには、「バリア構造」も必要になります。

日常のクレンジングや洗顔行為もバリアを破壊しますし、日中に紫外線やエアコンにさらされる状況になっても、肌は反応を起こし、持続は困難です。

これらの問題をクリアしなければならないにもかかわらず、多くのネットの情報は「保湿が大事→この保湿化粧水を使えば」というものになります。

実際に肌を健康にキレイにし、それを維持するには、製品や行為についてではなく、先ず「肌をどうしておくか」という意識が欠かせません。

フェイスラインニキビの治療法が効く肌・効かない肌

例えばビタミンCのイオン導入は、ニキビの要因(皮脂分泌・酸化など)に対して有用ですが、それを行えばバリアが丈夫になり、維持できるとは限りません。

なぜなら、肌に刺激を与えるケアや治療を行ったり、バリアを回復できないままなら、肌は状況に応じた反応をおこすからです。これはバリアが弱く・反応が強い肌では、特に顕著になります。

例えば、イオン導入とピーリングも同時に行い、ビタミンCを浸透しやすくさせる方法もありますが、過敏になった肌では、成分を浸透させるメリットよりも、ピーリングのデメリットが優先されます。

フェイスラインニキビとイオン導入とピーリング

肌によっては、ニキビを治すことを優先させると、かえってニキビの長期化やニキビ跡、他のトラブルまで併発し、「肌の問題」をさらに問題をこじらせるリスクを高めることになります。

これは抗生物質やピル、ディフェリンやベピオ、またピーリングやフォトフェイシャルなどの美容治療にも言えることですが、まず「ニキビを治す方法」は、あくまで「ニキビを治すこと」が目的です。

そして誤解は多くありますが、「ニキビを治す」と「ニキビのくり返の解決」は別の目的です。

ピルや抗生物質で「使用中は効く。やめると再発。」というご相談は連日いただきますが、ニキビのくり返しは「問題の根」があるというよりも、循環的な問題です。

ニキビを治しても、「トラブルを起こしやすい肌のまま」なら、結果的にニキビは続きますし、ニキビ跡などの複数の問題も続いてしまうのです。

止まらないフェイスラインのニキビを、首元からキレイに改善

「肌」はその役割からも、マイナスの行為に対する反応が強く出やすいものです

もし、あなたが

  • 頑張っても大人ニキビが治らない
  • フェイスラインのニキビが止まらない
  • 良くなったと思ったのに再発した

という状況なら、まず、「何が問題なのか?」から問い直すことをお勧めします。

フェイスラインでも顎でも、ほとんどの肌にとっては、医学的に正しいニキビ治療で、ニキビは治るかと思います。

でも、ニキビ治療の刺激に対して反応を起こしやすい肌では、「ニキビを治す効果」よりも、「トラブルの出やすさの解決」を優先に考えるのも、選択肢のひとつです。

これは前提にしている肌と、問題意識の違いです。

まずはWEBカウンセリングからご相談ください。

「トラブルの出やすさの解決」を優先するとどうなるか?こちらもどうぞ

ニキビやニキビ跡、不安や不満を解消するなら

まずは無料相談から。24時間受付、メールで返信。

私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...

2018年3月25日19:53 / 投稿者:kazuyuki terada