肌断食でニキビが治る肌と、肌断食も効かない肌
ニキビケアやニキビ治療でもニキビが解消しない・悪化する。そんな時、逆に「何もしない方がマシ」というのも選択肢の一つですし、様々なスキンケアや美容治療を試した後の、最終手段と考える方もいます。
- ニキビケアをやめて肌断食を始めましたが、あまりにも見た目がひどくなり中止。
- 肌断食を始めてからアゴに粉がふくようになり現在はあご周りがひどく顔全体にニキビやニキビ跡の赤みがポツポツある状態です。
- 会社でのストレスでニキビが顎周りに大量発生し、肌断食や内側から改善するため食事の改善や運動にも挑戦してきましたが良くなっても一時的。
とはいえ「ニキビ治療で治らない。でも肌断食でも治らない」という方のご相談もあります。
では効果的なはずの肌断食がうまく行かない理由は何か?どうすれば解決に至るか?考えていきましょう。
ニキビが出来るプロセス
私たち人間の肌の表面には、死滅した表皮細胞、脂質、アミノ酸などで構成される角質層というバリアがあります。
(参照:きれいな肌とは)
このバリアはたった0.02ミリしかない薄いもので、これは毛穴の中まで入り込んでいます。
表面のバリアが厚くなって毛穴をふさいだり、詰まらせる状態になると、その毛穴はニキビや角栓の状態になります。
(参照:ニキビ・ニキビ跡解消のコツ)
ニキビ治療やニキビケアのし過ぎ
ニキビ治療やニキビケアの多くは、毛穴をふさぐ角質層を破壊します。だからニキビの状態は治癒します。
でも、バリアを壊された肌は、急いでバリアを再生します。
この時に人によっては「バリアを壊す→毛穴がふさがる→またバリアを壊す→また詰まる」という悪循環に陥ることがあります。
毛穴をふさぐ角質層はニキビの原因ですが、角質層自体は体を守るバリアなので、壊せば壊すほど荒れたバリアを作る場合があります。
この場合、ニキビ治療をくり返しても、毛穴の周りのバリアが正常にならないので、「ニキビのくり返し」になってしまいます。
ピーリング石鹸や過剰な洗顔などでニキビケアをし続けたり、長期的にバリアを壊すニキビ治療(ピーリング、ディフェリン、ベピオゲル、デュアック、エピデュオなど)をしていて、その時々は良いけど、長期的には悪化していく方は注意が必要なことです。
肌断食なら治る・肌断食でも治らない
上記のようなケースの場合、ニキビ治療やニキビケアを「しないこと」が効果的な場合があります。
これはいたってシンプルなことで、むやみなバリアの破壊をやめれば、破壊のダメージが無くなるからです。
でも壊さないようにして、肌の負担は無くなったはずなのに、ニキビができてしまうのはなぜか?
実は、話の前提に、いくつかの理由と、そして誤解があるのです。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2018年3月27日16:08 / 投稿者:kazuyuki terada