水光注射で完治しないニキビ

水光注射でもニキビは完治しません。というご相談


ニキビに長期間悩むと、「皮膚科の治療では不十分。美容皮膚科の美容治療なら効くのでは?」という流れもあるようです。
とはいえ、それでも繰り返すニキビに悩む方も一部いらっしゃいます。

  • 家族にも肌を心配され、クリンダマイシンとエピデュオ、ファボワールの服用と水光注射をしています。でもニキビ跡も消えず、マスクで隠そうとしてもはみ出てニキビができます。
  • 長年ニキビができて、最近では炭酸ガスレーザーや水光注射を行いましたが、効果の見込みがなく、不潔、清潔感が無いなども言われます。人生損しています。
  • ピルとアダパレンでも完治せず、ピーリング+イオン導入治療に以降しましたが、さらにひどくなって、ニキビ水光注射(ヒアルロン酸とビタミンA)をしているけど、完治せず。

水光治療で完治しないニキビご相談事例

肌では何が起きているか?見ていきましょう。

ニキビの形成プロセス

ニキビは誤解が多くありますが、肌表面のバリアが毛穴をふさぎ、皮脂が出れず、菌の炎症が起きた毛穴の状態です。
毛穴がニキビになるプロセス

ニキビへの効果

ニキビ跡治療で盛んですが、美容医療では
「皮膚をニードルで損傷→皮膚は損傷の治癒をする→治癒の際、コラーゲンなどの真皮組織が増える」といったシナリオの治療が流行しています。

ダーマペンなどが有名ですが、通常は「肌が傷つく→肌は傷の治癒」のところ、水光注射では「針をさして、美容成分の注入までできる」というメリットがあるとされます。

これにより、気になる症状に合わせ、様々な成分を注入するということです。

ビタミンAやヒアルロン酸でのニキビ水光治療の説明

ニキビの治療の場合は上記にあるようにヒアルロン酸、ビタミンA。ニキビ跡の場合はポリ乳酸が使用されることが多いようです。

ビタミンA剤を浸透させるなら、効いている間、バリアの除去や皮脂抑制にも一定の効果が見込めますから、その間は毛穴のニキビ化は防げるかと思います。

水光注射でも治らない=ニキビは治してもできる

でも、「6回コース」「内側から治す」などの宣伝もあってか、「6回行えばできなくなる」「内側のニキビの病根から完治してできなくなる」等のイメージを抱かれることもあるようです。

しかし実際、もともとニキビは「肌表面のバリア・皮脂・ニキビ菌」といった、消せないもので出来ています。これらはもちろん健康でキレイな肌でも存在しますし、肌では作られ続けています。

ニキビを治しても、ニキビを作る要因はずっとあるのです。

これらのバランスが崩れてしまえば、「完治した=もうできない」と思っていたニキビも、くりかえしできます。(参照:ニキビを根本治療したい。というご相談

また水光注射に限らず、ニキビ治療は対症療法、つまり、その時々のニキビを治療するものです。

水光治療でもニキビが治らずくり返す理由

「治療すれば、できなくなる」ことを期待されますが、実際に行っていることは「ニキビができ続けるなら、治し続ける」+「年齢などで自然にニキビが出来なくなるのを待つ」というものです。

もともとニキビは「完治しても条件が揃えばまたできる」もので、ニキビ治療は「ニキビをできなくする目的ではない」ものです。

素の状態の肌が、トラブルを起こしやすい傾向があれば、治療方法に関わらず、ニキビはできやすいままですし、肌を傷める方法の場合は、悪化もあり得ます。
(参照:イソトレチノインでもニキビが治らない・再発のご相談ニキビが何度も再発。何をすれば治るのか?というご質問

水光注射で完治しないニキビはどうすれば?

通常の標準治療でニキビを治療してもくり返し、ステップアップのようなイメージで水光注射をしてもニキビが治らない場合でも、「問題の見方」を変えればアプローチの方法はあります。

まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2024年8月22日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada