肌は壁

ニキビ治療の前に「慢性ニキビ肌」の理解から


ハダの壁

肌=角質層は、基本的に「体の内と外の境界線」。つまり壁です。

この壁が、体の外からの異物や細菌の侵入や、体内の水分や体液が漏れ出すことを防いでいます。この壁が丈夫なら、体内の安定は維持され、弱い場合は体内は安定しません。

では「壁が弱い肌」ではどのようにして体を守っているのでしょうか?

肌がトラブルを起こす

壁=角質層のバリアが弱い状態の肌では、角質層という物理的なバリア以外に、さまざまな防御機能が働くことで体を守ります。

たとえば通常なら約ひと月かけて作られることが理想の角質層は、早ければ数時間で作られ、異物の侵入に備えるため、肌は赤みを帯びます。また色素を活発に作ったり、神経を通常よりも表面に伸ばし、敏感にもなります。

epidermis-defense-reaction

これらは「生き物として当然の反応」ですが、同時に「肌荒れ・乾燥・赤み・シミ」などの「美容上の問題」にもなります。さらに度が過ぎれば「自らの身体への攻撃」レベルになるリスクもあります。

「壁が弱い時・こわれた時の防御機能」は、生物として必要な機能ですが、同時に美容上のトラブルそのものや、トラブルの要因にもなります。

ですので肌トラブルの問題は、「生物であるヒトとしての問題」と「社会的な人間としての問題」の両側面があると言えます。

「病気と治療」・「健康と調整」

一見矛盾するような話ですが、矛盾なく解決できている状態が「壁が丈夫で、反応は起きる必要がない」状態(上図の左)で、そのような肌は「健康でキレイな肌」です。

たとえば「ニキビに効果的な方法」は「できたニキビ」を治す方法です。つまり「健康できれいな肌」が目的ではありません。だから何度治しても、再発のくりかえしやニキビ跡の解決は目的ではありません。

これは「ニキビをくり返す肌」に対して「病気と治療」で問題を捉えているからです。

「健康できれいな肌」で問題になるのは「角質層の丈夫さの程度」です。

ですので「程度と調整」で問題を捉えることなります。そして「健康でキレイな肌」にすることで問題を事前に回避しておくことは、一見遠回りのようですが、肌のしくみからも無駄や無理がなく、結果的に効率が良い解決方法でもあります。

では慢性的なニキビ肌から、効率よく健康できれいな肌になるためには、どうすればいいのか?

まずはWEBカウンセリングから。

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2013年10月7日19:09 / 投稿者:kazuyuki terada