トラネキサム酸イオン導入でも治らないニキビ

トラネキサム酸のイオン導入でもニキビが治らないご相談。


比較的マイナーなニキビ治療かもしれませんが

  • また20代途中から大人ニキビができて、数回美容外科でピーリングとトラネキサム酸のイオン導入をしていますが、施術の次の日からニキビが増えたり、良くならず…
  • トラネキサム酸とアミノ酸を導入してもらっていますが、相変わらずニキビができて、跡が残るくりかえしです。暇さえあれば鏡を見てため息ばかりです。メンタルがついていけません。

トラネキサム酸イオン導入でも治らないご相談事例

などご相談もあります。

問題を整理していきましょう。

ニキビができるプロセス

ニキビは「肌表面のバリア層が毛穴をふさぐ→皮脂が出れない→ニキビ菌増殖」といったプロセスで、毛穴がニキビ化した状態です。

毛穴ニキビ化のプロセス

トラネキサム酸イオン導入のニキビ治療効果

まずトラネキサム酸自体には炎症抑制によるニキビ軽減の効果が期待されています。

トラネキサム酸イオン導入の効果

【参照】
トラネキサム酸による尋常性ざ瘡の補助治療
“炎症性にきびを効果的に減らすことができます。副作用は軽微”

トラネキサム酸による尋常性ざ瘡の補助治療
“局所10%TXAは、炎症性にきびを効果的に減らすことができます。副作用は軽微で、治療も容易”

イオン導入自体は肌に優しい方法ですが、+電極で導入する場合、刺激になる場合もあるので、肌が弱い方は注意が必要です。

「治るはずなのに治らない」はなぜ起きるのか?

ニキビ治療で「ニキビ」は治せますし、治療中は「毛穴のニキビ化」を阻害できます。

そしてニキビ自体を抑制している間に、「自然と年齢などでニキビができなくなる」のを期待するのがニキビ治療です。

ニキビ治療効果

が、そうしてニキビを治しても、毛穴をニキビ化させる「肌表面のバリア・皮脂・ニキビ菌」は作られ続けています。

治療や薬の効果が無い「素の状態」の肌が、ニキビの要因が重なりやすい場合は、治療中でもニキビの要因が重なったり、効いていても、治療を止めると「ニキビができやすい肌」です。

トラネキサム酸で治療しても、またニキビができる理由

トラネキサム酸自体の安全性は高く、炎症抑制も有効な治療ですが、基本的にはその時々の効果・対症療法であることを理解しておくことが必要です。

そして、「浸み込ませる」ことを重視してピーリングと併用すると、肌の弱い方の場合はピーリングの負の効果も生じるリスクがあります。(参照:ピーリングイオン導入も通ってましたが治りません

「長期的な解決か、短期的な解決か」というご自身の目的と、ご自身の肌の傾向と方法の相性なども併せて考えておく方が良いと思います。

トラネキサム酸のイオン導入でも治らないニキビはどうすれば?

もともと多くの場合、ニキビは一過性のものです。そのためトラネキサム酸で炎症を緩和したり、その他治療を行うことで、ニキビができやすい間、治療して「しのぐ」ことは効率的とも言えます。

想定しているシナリオ通りに、ニキビができなくなれば結果的に良かったと言えます。

ただ、肌の状態として、薬を使い続けてもでき続けたり、治療法がどんどんエスカレートしても解消しない場合もありますし、また、副作用で使用できなくなるなど、一部の方では上手く行かない場合もあります。

そのような場合、治療の方を色々変えるだけでなく、「素の状態の肌」の方を健康でキレイな状態にするのも方法の一つです。

まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2024年8月1日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada