皮膚科医が、親が子供にスキンケア製品を購入させることについて二度考えるべき理由を説明
米国医師、ナタリー・イボンヌ・ナセル氏が、子ども~若者の、スキンケア製品の購買行動について警鐘しています。
10代のアンチエイジングスキンケアへの関心の高まりへの懸念
(参照:Dermatologist Explains Why Parents Should Think Twice About Letting Their Kids Buy Viral Skincare Products – City News Group Inc.)
日本でも同じような傾向が出てくる可能性もあるので要約でご紹介。
これら製品の多くは、サリチル酸、レチノール、ペプチドなど、いわゆる「有効」成分が含まれ、肌に問題のない10代や10代前半の子供にとって、不要なだけでなくダメージを与えることがある
また、これらの製品のマーケティングは、若い女の子に「美しく見え、他の女の子に追いつくために、顔にさまざまな製品を使用する必要がある」と厄介なメッセージを送っている。
実際には、10歳の女の子はレチノールを使用する必要はなく、様々な化粧品を顔で混ぜる必要もなく、刺激を避けた基本的なルーチンが良い。10ステップの顔のレジメンは必要ありません。
というものです。
実際の話、ネットの「インフルエンサー」とされる方は、広告業になります(私どもにも「インフルエンサー広告」の勧誘メールも来ます)ので、「案件」があれば色々と紹介するのも業務になるとは思います。
さばいていくには次から次へと様々なものを使用するしかないですね。
(基本的にこのような構造です→口コミランキングで評判の大人ニキビの化粧水。でも現実は)
日本では国内の薬機法により、米国のように「薬に近い化粧品」はありませんので、さほど心配は不要かと思いますが、個人輸入も以前に比較して容易にできてしまう環境ですので、保護者の方は気を付けてあげる方が良いでしょう。
(過去、お子さんが自己判断で米国の薬品を、個人輸入の業者を介して入手、使用され「顔中皮ムケ」の状態でご来店された方もいます。)
「でもニキビの場合は」というけれど
基本、穏当な記事ですが、締めくくりには
「ニキビの場合は、過酸化ベンゾイル、サリチル酸、レチノールなどの成分が役立つ」と「治療の立場」から言われています。
多くの方にとって、これら成分は「ニキビを治す」のに有効ですが、それで肌が健康を回復し、安定するわけでもありません。
また、白人・黒人と黄色人種では、もともとのバリア層の厚みが違い、アジア人は基本的に「敏感肌寄り」です。
これからは積極的に、自ら情報を収集する方も増えていくとは思いますが、海外情報を参照する場合、このあたりの「前提条件」も考慮しつつ、取捨選択する必要もあります。
何度にきびを治してもまたできる、治療が続けられない、という場合、肌を健康でキレイにするのも方法の一つです。
まずはカウンセリングフォームから、ご相談ください。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2024年4月25日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada