ニキビ新薬-Winlevi(クラスコステロン)続報
3年前の記事の続報になります。
ニキビ治療薬 Winlevi
海外では既に承認されているニキビ治療薬 Winlevi ですが、承認から2年ほどになるかと思いますが、様々な試験、レビューなども出ています。
以前の記事(参照:これまでにないニキビ新薬-Winlevi)の続報のような形になりますが
(Long-Term Safety and Efficacy of Twice-Daily Topical Clascoterone Cream 1% in Patients Greater Than or Equal to 12 Years of Age With Acne Vulgaris)
機械翻訳の概略
“顔面ので48.9% (156/319) 、体ニキビで 52.4% (65/124)で効果有。”
“18.1%で紅斑、鱗屑、乾燥といった有害事象(TEAE)有。”
ということです。
Winlevi はアンドロゲン阻害薬ということですので、低用量ピルに期待される効果を塗り薬で再現したような薬になります。そのためピーリング的な治療薬のように、刺激やバリアの損傷を伴わず、また抗生剤のような耐性菌問題も伴わない治療薬になります。
(参照:ピルでも悪化・再発をくり返す大人ニキビ。健康的な肌を取戻す方法)
ウィンレビのレビュー、副作用など
とはいえ、どのような薬でも個人差はあります。
以下は、ティーンヴォーグ、ピープル誌にも寄稿しているフリーライター、カラ・ネスヴィグ氏の3か月の使用レビュー。
My Hormonal Acne Journey With Winlevi
ピルとスピロノラクトンを使用し抑えていたニキビが妊娠~授乳期が終了して再発。そこでウィンレビを使用することにしたとあります。
7週目には減少しているものの、12週目にはまた増えていますね。
(参照:スピロノラクトンでもニキビが治りませんというご相談 、低用量ピルの服用、やめたらニキビ再発。というご相談。 )
また、winleviのHP、重要な安全情報によれば、「かゆみ、灼熱感、皮膚の発赤、皮むけなどの局所的な皮膚炎症」といった副作用。
他にも、取り扱いの皮膚科では、警告と注意事項として「高カリウム血症」も挙げられています。(参照:重要な安全情報 – SUN DERMATROGY)
米国医師のWinlevi解説
(大半がプライベートのvlogのような感じではありますが、一応。)
救世主にはならないまでも
ネガティブ情報も載せていますが、半数近くの人にとっては肌を傷めない対症療法になりうる可能性のある薬ではあります。また上記ビデオにもあるように、「男性が使えるピル」のような側面もあります。
が、いずれにしてもニキビ自体は様々な方法で治せますが、肌トラブルの慢性化を防ぎ、肌をキレイにしていくには、日常的なスキンケアが必要です。
ご相談はカウンセリングフォームから。
私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...
2023年9月21日12:30 / 投稿者:kazuyuki terada